正しさの不確実さ

ちょうど一ヶ月になるわけですがだからどうという気がない訳でもなく。

風邪を引いたりしてますが元気です。映画もみてますし音楽も聴いています。本はあまり読めてません。日常は大切です。いろいろ考えているつもりですが答はでません。

こういった現状では多くの人がナイーヴになるのも理解できなくはないし、むしろならざるをえないという状態なのかもしれないけれどもtwitter等で拡散されてくる思想・言論の多くには違和感を覚えてしまった。デマとか陰謀論とかね。
好きな有名人が疑いもなく(少なくとも私はそう感じた)デマを拡散して、その後も”危険な事には変わりない”とかなんだか言って訂正せずにをはぐらかしているのを目の当たりにしたくはなかったなぁ、と思ってしまう。でもまあそれを支持する人もある程度いるわけで。
私は今までの経験をふまえても”自分が正しい(正しかった)”とは到底思えないしそんな立派な頭もないし、ひょっとしたらそういった人たちの方が正しいのでは?と思ってしまう瞬間がない訳ではない。今後色々な価値観が変わっていってしまうのだろうかとも思う。だからといって有名/無名、好き/嫌いを問わずに人の発言を無批判に信じたりしたくはないし、自分が抱いた違和感を大事にしていきたいとは思う。twitterとかみると少数派に属しているようにも思えてくるけれどそうとは限らないのだろうな。私の視野はとても狭いし、いろんな人がいるのでしょうね。私の拙い想像力では足りないでしょうねきっと。もっといろいろ知らなくちゃいけないのだろう。



先日久しぶりに映画館に行って『英国王のスピーチ』を観てきました。ジョージ6世とライオネルのかけあいが面白かった。王になる事の複雑さがところどころに表現されていて(即位直後の娘たちとのシーンとか)、よくつくられた人間ドラマ&王室映画だと思いました。アカデミー賞も納得。今こんな状態だからかわからんけれどもスピーチのシーンは凄く感動した。
ベートーヴェン交響曲第七番第二楽章っていろんな映画に既に使われてるけれど、このシーンでも印象的に使われてた。ド名曲ですねほんと。